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葬儀で注意すべきことは?
よく耳にすることですが、「葬儀で相続の件で修羅場になる」ことはほんとうにあるのでしょうか? 79歳の父親が長い間、病床に伏せていて、余命はもうわずかなようです。残される家族は母親の他、私を含めて兄弟姉妹が5人います。けっこう大家族なので、相続の親族争いがないとは言い切れません。葬儀の場で注意することがあったら、併せて教えてください。
相続前に役立つ知識
相続に関する親族間の言い争いはテレビドラマなどで目にするシーンですが、実際、葬儀の場でも起きていることです。
自分からは切り出さないこと
葬儀当日には、自身から相続に関する話を持ち出さない方がいいでしょう。相続のプロセスのなかで最悪のケースが親族による争いです。それは些細な発言から起こることも多く、激しい言い争いになってしまったら収拾がつかなくなってしまいます。
葬儀とは故人を送り出す大事な儀式です。残された方の動揺もあるでしょう。相続については時間をおいて、皆さんが冷静になってから、話し合いをもつことをお勧めします。
相続する財産についても葬儀のときには、全てを把握していないはずなので、まずは、相続する財産が何かを皆さんで知る必要があります。
不動産・預金・株券・保険金・死亡退職金や負の財産の借金などもあります。遺言書の有無も遺産分割に大きな影響を与えます。それらを把握してか皆さんで話し合いの場を持つ事をお勧めします。